温度計は私たちの生活の中でもよく使用されるもので、室内の気温を表示する室温計が一般的でしょう。
熱っぽいとか風邪を引いたかなというときには体温計が使われ、生活の中でも馴染みのあるものです。産業の世界でもよく使用され、エアコンでは室温の計測や設定温度との差をセンサーなどで検知し通信関連に出力、温度の上げ下げの指令を出しています。センサーは産業用では静止表面用・移動回転表面用・内部用・特殊用途用などがあり、使用環境によってカスタマイズすることが可能です。
また測定するものに触れて測定する接触式や、測定物に触らないで測定可能な非接触式などがあります。接触式は熱電対が使われることが多く、これは加温すると2種類の金属両端に発生する起電力を利用したもので、非接触式では赤外線やレーザーなど利用して温度表示を行なっています。
家庭用のものを更に挙げれば、電子レンジでは温度センサーで食品に触れることなく温度を計測・表示し、所定の加熱状態になったかも温度センサーで検知、通信関連に出力して自動的にON・OFFを行ないます。お風呂にも水温を計る温度計があります。これに加えて自動湯張り機能を搭載し、設定温度との差を出力、ガスの燃焼時間や水の流量調整で設定温度に近づけ、適量のお湯をためる制御機能が日常的に使われています。今使用しているPC(パソコン)においても温度計やセンサー技術は使われており、ICチップなど重要部が過熱状態になったら、冷却ファンが自動的にON・OFFします。この機能により、コンピューターの重要な通信関連に悪影響が発生しないようになっているのです。このように温度計は日常生活や産業の世界などあらゆるシーンで大活躍しています。
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