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温度計センサーの仕組みとは?

各種研究の現場から一般家庭に至るまで、温度計センサーが活用される場所は幅広くあります。

そんな私たちの身の回りにも多い温度計センサーですが、その仕組みというのをご存知でしょうか。温度計センサーは、温度を測る対象物などに接触させて、その熱伝導により温度を図るタイプの物になります。研究現場や各種製品の生産工場などで利用されている温度計センサーは、その測定方法の汎用性の高さから、ほとんどがこのタイプが利用されています。その汎用性を高めている要因として、多くの製品に使われているサーミスタと呼ばれる素材も関係してきます。

サーミスタとは、酸化した金属などを原料にして、それを高温にて焼結して作られるセラミックタイプの半導体のことを言います。製造方法によって様々な形状や特性を持ち、幅広い用途に使用出来るという事がこのサーミスタの最大の特徴です。そうした温度計センサーには、熱電隊の原理というものが使われています。熱電隊の原理とは、2つの異なる金属をつなげ、つながっている部分に温度差を与えると発生する金属間の電流を測定することで温度を測る原理のことです。

この原理と使い、素材を変化させれば様々な温度帯を測定出来るので、この方法は重宝されています。例えば、測定機に使われる2つの金属の片方が鉄、もう片方が銅やニッケルなどを主な原料とした合金とする場合、マイナス40度から750度窓を測定出来るといった風に、素材により測定域を変化させることの出来るフレキシブルさがこうした製品の大きな特長です。

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